緊張型頭痛の次に多い頭痛です。20代から40代の女性に特に多くみられます。
原因
はっきりとは解明されていませんが、頭蓋骨内の血管が広がり炎症を起こしたため周囲の神経が引っ張られて痛みが出現すると考えられています。
人によって異なるようですが、誘因因子として、睡眠不足など生活リズムの乱れや緊張状態から開放されたときや寝過ぎてリラックスのしすぎの時、などがあげられます。
つまり、自律神経が影響して、血管の収縮・拡張のリズムが乱れて頭痛が起きています。
女性に多いことから、女性ホルモンが何らかの形で関わっていると考えられます。
遺伝性もあるようです。
症状
ズキンズキンと脈打つような強い痛みで、光や音に敏感になったり吐き気などを伴います。
また、頭や体を動かすと、頭に響いてさらにひどくなる傾向があります。
一部の方ですが、頭痛の前兆として、視野の中に光が表れたり、視野が欠けたり、生あくび、肩首のこりが現れることもあります。
治療法
頭痛が起きている時は、血管を広げてしまう入浴や運動、マッサージなどは厳禁です。
痛む部分を冷やし、光、音は避けて静かな部屋で安静にする。できれば横になった方がよいです。
こめかみや痛む部分の血管を圧迫すると症状が緩和します。
また、我慢できないほどひどい場合は、専門医の診察を受けましょう。